悪い臭いとは

体臭について悪い臭いといわれれば、真っ先に「ワキガ!」と叫ぶ人もいるかもしれません。もちろん、悪い臭いはそれ以外にもいくらでもあります。また、悲しいかな、よい匂いについては「匂い」と書かれ、悪臭には「臭」の文字が使われるのも、その違いを顕著にあらわしていると言えるでしょう。

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さて、体臭における悪い臭いの筆頭には、やはりワキガがあげられると思います。ワキガは、正式には「腋臭症」と呼ばれ、ある意味立派な病気とさえ言えるのです。欧米などの外国では、人種的に「わきが体質」が多いので、それほど深刻にとらえられませんが、日本人の中でその体質をもつのは、人口の一割未満です。それゆえ、重度の腋臭症の人はかなり深刻な悩みになり、手術をおこなうケースも少なくありません。

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よく、「ワキガは不潔が原因である!」と誤解している人がいるのですが、通常の汗のにおいとワキガは別ものです。前項でアポクリン汗腺について説明しましたが、ワキガはそのアポクリン汗腺の数や、分泌量の多い、特定の人にしか発症しないのです。現在は医療技術も発展しており、さまざまな対処法がありますが、悪い臭いといわれればワキガというほど、その臭気は強烈で周囲の人間にも被害を及ぼします。

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また、加齢臭も悪い臭いとして、上位にあげられるでしょう。よく聞くのが、父親の洗濯物だけ、家族と別にするという話です。なんとも哀しいお話ですが、それほど加齢臭というのは、不快なもののようです。人の身体は老化とともに、より多くの臭いを出すものなのですが、唾液の分泌が低下することで口臭が強くなり、肺や肝機能の衰えで汗のアンモニア濃度が上がります。これらはすべて「悪い臭い」の元となってしまうのです。

人は誰しも「悪い臭い」を発したいわけではありません。それどころか、自分の体臭について思い悩んでいる人はたくさんいるのです。体臭についての正確な情報を得ることで、ワキガという体質への対処や、加齢による体臭の悪化に対して、きちんと対応する心構えを持っておくことです。